他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス

数か所で本の評判を聞いてこの本は必読かと思い、年末にAmazonで購入。量が多く今年の正月はこの本を読むのに半分費やした(残り半分はRagnarok Online)。


位置付けは歴史書なのか知らないが、とりあえず読み物として面白く最後まで読んで飽きない。1969年頃の沖縄問題が主なテーマの一つだけど、1977年生まれの自分にとっては沖縄に対して特に感慨深い何かも無いので、面白いと思うのは主に外交折衝の具体的なやりとりを記録した部分。夢に数回出てくる程リアルだった。そういう意味で言うと、著者は書く気が無かったようだけど、繊維交渉について同様の著作が残っていたとしたら面白いのはそちらの方だったかも知れない。


感慨深い云々で言えば、そういえば高校の修学旅行が沖縄だった。2泊3日中、1日目の夜にタバコで捕まって残りを謹慎期間としてホテルにカンヅメだったので、あまりいい思い出は無いけど。