ドグラ・マグラ

先日さる女子高生が読んでいてドン引きした話を読み、あーそういえば読んで無かったと思い購入。
文庫本の表紙のアレさから会社帰りのスーツ姿で買うのが多少躊躇われた。


下巻に入って話が収束していくと面白くなるのだけど、上巻は退屈で辛く、上巻読み終わった後1か月程放置していた。買ったのは「他策ナカリシヲ〜」より前だったのだけど。


大正・昭和初期時代の大人向け推理小説という感じで、小学生の時は図書室に陳列されていた少年探偵団シリーズを読み倒していた方だったので、文体が懐かしかった。
先の「他策〜」にも日記でそういう言い回しを使う人がいてあれと思ったのだけど、「〜的の〜」という言い回し(「世界的の発見」みたいな)は、最近使われない用法だと思うけど、大正〜昭和初期ぐらいに使われていた当時の特徴的な言い回しなのか。