創作の極意と掟

http://www.amazon.co.jp/dp/406218804X

会社帰りに本屋に立ち寄り見つけてしまったので購入。
小説家の心構えというか、いい小説についての筒井康隆としての判断基準のようなものを列挙したという本であるが、内容としては、小説に限らず例えばビジネス用のプレゼンや日常のメール、果てはIT現場のエクセルの設計書に至るまで、読めば応用が効いてためになる思われることが多く含まれていて、読んでよかったと思った。

「揺蕩」、「濫觴」、「諧謔」など読み方がわからない漢字が多くて読むのに手間取るのだけれども、買ってからちょうど24時間の間に読み終わった。なんだかんだ言って読みやすいということもあるが、これが英語の本だったら2週間かかっていただろうことを考えると、英語の本ばかり読んで日本語を避け続けているここ数年の知識の吸収の悪さは如何程のものだろうかと思って唖然とする。まあ仕方ない、英検1級を取った暁には一旦英語縛りを解消して日本語の小説も自由に読もう。

英語縛りのある中でも、本の中で紹介されている小説のうちいくつかは読んでみようかなと思ったが、例えばヘミングウェイを読むのはきっと英語が古くて難解すぎて途中で諦めるのが確定なので、『All You Need Is Kill』が紹介されているのを見ておっと思い、そういえば最近映画化されたんだったかなというのも思い出しAmazonで英訳版をぽちった。