Windows Server 2008でフェールオーバー クラスタ

ちょっとやっておこうと思ったのが運の尽き。
とりあえずVMware Workstation 6.0上で検証環境作れるところまでは確認できたけど疲れた・・


以下まとめ。あんまりちゃんと書いてないけど。備忘録。


用意するもの
・WS2008 ADDC 1台
・WS2008 Enterprise Ed. 2台以上
・Rocket Division StarWind iSCSI Target for Microsoft Windows Standard/Professional 30日体験版
・StarWind動かすためのWindowsマシン何か(今回WS2003利用)
以上全部 Core 2 Quad/8GByte Mem/X64 WindowsVMware Workstation の仮想環境で実行可能。


iSCSI ターゲットに StarWind のStd/Pro体験版使うところがミソ。下記のリンクに書いてあり実際嵌ってだめだったが、WS2008クラスタ用ストレージとして現状 FreeNAS/Linux iSCSI Enterprise Target は使えない。FreeNAS/IETのどちらもSCSI-3のコマンドに対応していないとかそんな理由だそうだが良くわかんね。StarWindだと対応している。


「Building a Hyper-V Cluster on two W2K8 Nodes」
http://www.servercare.nl/Lists/Posts/Post.aspx?ID=61


ついでに上の記事に Windows Strorage Server 2003 の試用版のダウンロード先が載っていて、これはこれで興味があるのだけどそれは後日。


1. ADDCサーバー建てる


2. WS2008 Ent サーバー2〜3台建ててドメイン メンバにする


3. Ent のサーバーに「フェールオーバー クラスタリング」の機能をインストールする


4. 管理ツール「フェールオーバー クラスタ管理」からメンバ サーバーを全てクラスタに組み込む
VMware上固有の問題なのか運なのかよく分からないがこのときIPv6トンネル プロトコル周りでIPアドレスが被って嵌ることがあるらしい、というか嵌った。
レポートのエラー メッセージは「重複 IP アドレス fe80::100:7f:fffe%10 が見つかりました。」というもの。画面は以下。



解決策は、正しいかどうかは知らんがデバイス マネージャーで「非表示のデバイスの表示」を設定すると現れるIPv6トンネル デバイス「ネットワーク アダプタ」→「Teredo Tunneling Pseudo-Interface」を無効に設定するというもの。確かに問題は回避できる。



Microsoft Technet Forums - Teredo and clustering」
http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/winserverClustering/thread/2c83bdda-7cd4-4ee3-abeb-82b62199f3e1/#page:1


わかりづらいので引用すると


Give this a try to diasble off Teredo:

1. Open Device Manager
2. Click View, then Show Hidden Devices
3. Under Network Adapters find "Teredo Tunneling Pseudo-Interface"
4. Right Click and select Disable


5. StarWindでiSCSIバイス作って、クラスタサーバーからコンパネ→iSCSI イニシエータでディスクを認識させる
何かもう面倒くさいので詳細は上記「Building a Hyper-V Cluster on two W2K8 Nodes」参照。


6. クラスタ サーバー全てでiSCSI イニシエータ設定して、ディスクの初期化とドライブ文字割り当てたら「フェールオーバー クラスタ管理」の画面で記憶域にディスクを追加できるようになるので追加


ここまでやれば、ファイルサーバーのサービスくらいはクラスタとして提供できるようになる。
そういえばWS2008から共有ディスクだけでクラスタのクォーラムを構成することが非推奨になっている。もしかしてWS2003 R2の頃からそうだったか。何にせよまた構成が良く分からなく・・とにかく最低{サーバー×2+(共有ストレージ or 追加サーバー)×1}用意すればいいのか?