3ノードクラスタ

仕事で聞かれたこともあって、MSCSの3ノードクラスタというのをそういえば組んだことが無いなと思い5連休中にいっぺん組んでみることに。


Virtual ServerのSCSIディスクだと2ノードクラスタしか組むことが出来ないので(SCSIコントローラとして使えるIDが6と7の2つしかないので)、iSCSIサーバを立てる必要がある。Linuxを使用。
以下は大まかな手順。


1.LinuxiSCSIサーバを作る
LinuxopenSUSE 10.2を使用。
openSUSEを普通にインストールしたあと、インストールCDからLinuxカーネルソースとgccをインストールして、Linux用のiSCSI targetのソースをダウンロードして(参考コンパイルしてインストールして設定して実行。ファイやウォールで3260/tcp(iSCSIターゲット)をオープン。
右のページが参考に(『iSCSI Enterprise Targetをセットアップしよう』)。


正直これが一番時間掛かった。何が時間掛かったってLinux使う気になるのが時間掛かった。
Windows ServerだとiSCSI targetには以前はWinTargetなるものの評価版を使って構築することが多かったらしいのだけど、Microsoftに買収されて以降なのか知らんが最近評価版が置いてないらしい。今はWindows Storage Server 2003 R2に含まれているそうだが、Storage Server、Technet Plusの配布対象じゃないしな・・


2.MSCSクラスタを構築
ADサーバとWS2003 Enterprise Edition SP1 サーバ3台立ててMSCSクラスタを構築。
WindowsからiSCSI認識させるためにMicrosoftの『Microsoft iSCSI Initiator』なるソフトが必要(参考)。
右のページが参考に(『iSCSIを使用してMSCSを構成』『3ノード(以上)でMSCSをお手軽に構成する』


・・一応それぞれのサーバがメモリ256MByteで動くので何とかなっているけど、仮想サーバ5つも立てるとPCに2Gのメモリを積んでいても結構厳しい。


んで、知りたかったのは3ノードクラスタにしたときグループの移動で移動先のノードが選択できるのかということ。なるほどー、3ノード以上だと移動先のノードが選択できるようになるのね。優先順位のとかも3ノード以上だと結構設定する意味があるのかも。


[2ノードの場合]

[3ノードの場合]


iSCSIってのはいっぺん使えるようになればお手軽でいいかも知んない。